近年では違法な賭博行為に繋がるオンラインカジノ(ネットカジノ)が社会問題化しています。この記事では、オンライン賭博の社会問題化について詳しく取り上げていきます。
「絵に描いたような幸せな家庭を送っていた」と語る40代の女性は、夫の借金によって生活が一変したと言います。
異変に気付いたのは3年前。銀行での通帳記帳が終わらずに、夫に確認したところ『ストレスがたまっていてギャンブルで使ってしまいました』と、オンラインカジノでの違法賭博が発覚します。
女性の夫は大学院を出て上場企業に就職するエリート。それがストレスによって、オンラインカジノに手を出してしまったことで、人生が転落します。給料やボーナスをオンラインギャンブルで全額使い果たし、子供のお年玉や学資保険にまで手を付けてしまったり、借金の総額は1,000万円近くに膨れ上がりました。
女性の夫はギャンブル依存症により回復施設に入ったものの、施設を逃げ出してしまったと言います。そして2024年に離婚が成立したことで夫婦の関係は終わりました。
コロナ化を経て急速に増えるのが、違法な賭博行為に繋がるオンラインカジノの利用者です。去年2023年のオンラインカジノの賭博事件摘発者は107人に上っており、前年度の2倍に増えています。
オンラインカジノで現金を賭けて遊ぶことは日本では違法です。今回のように、ギャンブル依存症によって抜け出せなくなってしまうケースも多く見られます。
ギャンブル依存症問題を考える支援団体のもとには、「お金に困って犯罪に手を染めてしまった」という相談が多く寄せられています。特に問題視されているのが『闇バイト』に加担してしまったケースです。
お金を騙し取る相手から現金を受け取る「受け子」や騙し取ったお金を引き出す「だし子」をやってしまった、という相談が急激に増えているようです。
今回は、オンラインカジノの社会問題化について紹介しました。オンライン賭博に関するニュースや事件は後を絶ちません。日本においてオンライン賭博は違法行為であることを再認識しましょう。
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